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さて、さっそく昨日の続きから。

スーパーで、大量の買い物をし、
トランクに、買い物袋と一緒に、
車のキーを入れた自分のバッグまで一緒にトランクに入れて
閉めてしまった私。

リサの手をひき、しばしボーゼンと立ち尽くす。

パニックになって、
泣き出しそうになったが、
深呼吸を繰り返し、気持ちを落ち着ける。

まずは家に電話しよう。

今日は旦那が家にいる。
しかし
昨日から、うちの裏庭の改修作業を近所のおじさんに手伝ってもらいながら、やっていて、
一日中外で働いている。
家に入ってくることはほとんどない。
でも、
たまたま、トイレとかで家に入ることもあるかもしれない。

携帯電話もトランクに入っているので、
誰かに携帯を借りなければならない。

さっそく通りすがりのおじさんに声かける。

「あの~、お急ぎじゃないですか?」

おじさん、チョー訝しげな顔。

「実は、車をロックしたまま鍵をトランクに入れてしまって
車に入れなくなってしまったの。
家に電話かけたいので、ケータイかしてもらえませんか?」

すると、おじさん

「ソーリー、ケータイ持ってないよ」

と言って、そっけなく去ってしまった。

暴れだしそうになる自分を、必死におさえ、
次のターゲットを探す。
ケータイ持っていそうな人。。。
そして、親切そうな人。。。

なんか、皆怖い顔をしていて、親切そうに見えない

いや、
人を見かけで判断してはいけない!

そう思い、咄嗟に
私のすぐそばを通り過ぎたおじさんに声をかけた。

そのおじさん、
走っているのが不思議なくらい、ボロい車から降りてきて
セミロングの髪を後ろに束ね、
タンクトップで刺青だらけの体を主張している。

咄嗟とはいえ、
よりによって、こんな怖そうな人に声をかけてしまった・・・(涙)

同じように
「あの~、お時間あります?」と聞く。

やっぱり訝しげな顔を私に向ける。

「カクカク、シカジカなので、ケータイを貸してくれるとありがたいんですが・・・」

「はいよ」

怖そうなおじさん、
無愛想だが、快く携帯を貸してくれた。

ホッ

そして、家に電話をかける。

旦那よ出ろ!旦那よ出ろ!
と念じてみたが、
3コールで留守電に切り替わる。

「あの、、、
カクカク、シカジカ、なので、
このメッセージきいたら、
Nerangのショッピングセンターに車のスペアキー、持ってきてください。。。」

とメッセージを入れる。

果たして、このメッセージを聞くことがあるのかも不明だが。。。

そして、
怖そうなおじさんに、丁重にお礼をいいケータイを返す。

「旦那さん、早く来てくれるといいね」

なんて、優しい言葉までかけてくれた。。。

ウルウル

やっぱり人は見かけで判断しては、いけないのよね。

さて、
留守電にメーセージは入れたものの、
いつメッセージを聞いてくれるかも分からない。

ずっと外の駐車場で待っていることも出来ないので、
ショッピングセンターの中に入る。

幸い、ここのショッピングセンターは、
小さくて、お店の中に入らなければ、
人一人探すのはそれ程、苦にはならないはず。

コインを入れると動く
車の乗り物とかで、リサを遊ばせながら、
時間をつぶす。 (もちろん、コインを入れずに遊ばせた)

時間とともに不安になってきて、
もう一度、家に電話してみたほうがいい気がしてきた。

今度は誰を捕まえよう・・・?

そうだ、
ショッピングセンター内スシロールのお店があるし、
そこに日本人ぽい人が働いていたから、
行ってみよう。

スシ屋に行き
「すみませ~ん」と日本語で言った。

通じなかった。

どうやら、韓国人らしい。

しょうがないので、また英語でカクカクシカジカと説明し、
店員さんのケータイを借りることに。

やっぱり、留守電。。。

同じメッセージを吹き込む。

う~ん、
ますます不安になってきた。。。

これは、なんとかしてタクシーで帰るしかないかな?
でも、
どうやってタクシーを呼べばいいんだ?
しかも、タクシーで帰って、旦那が出かけてしまっていたら、
家に入れない。。。
ってことは、お金も払えない。

それより、
こうしている間に、
せっかく買った、ハムや牛乳や卵が腐っていたらどうしよう。。。

そういえば、
もうすぐ、リサもノドが乾く頃だよな。。。

リサが水を欲しがって愚図り始めたら、どのお店に入って
事情を説明しようかな。。。
「後で、必ずお金を払うから、水をください!」って言うのか?

そんなことを、
ショッピングセンター内のベンチに座りながら考えていた。

その間、リサは目の前の小さな銀行の支店にいた、親子連れの子供と
仲良く銀行の中で遊んでいた。
銀行の中には、子供用の玩具が置いてあり、
それで遊んでいたようだ。

しばらくすると、その親子連れは帰ってしまい、
残ったリサはひとりで、そのおもちゃで遊んでいた。

用もない銀行で、自分の子供を遊ばせるわけにいかないので、
私も入っていき、
リサに玩具を片付けるように言うと、
すぐ近くにいたおばちゃんが、
「かわいいわね~」
と声をかけてきた。

「いくつなの?」とか
「女の子はいいわよね。うちなんか、男の子二人だから、それはそれは大変だったわよ~」
とか、
すごくフレンドリーに色々話し始めた。

そして、話の流れで、
私の今の状況をそのおばちゃんに話始めた。
「実は、今、カクカクシカシカで困ってるんですよ~」
おばちゃん
「オ~ノ~」
と、極めて同情的。
「なので、いっそのことタクシーで帰ろうか思案中なんです」
と言うと、
おばちゃん
「ねえ、RACQには電話してみた?」と言う。

RACQというのは、日本のJAFみたいなもので、
道端で車が故障した時など、
電話をすると助けに来てくれる。
そのサービスを受けるには、RACQに入会していなければいけない。

「そっか、その方法がありましたよね。
でも、ケータイも車の中で、電話かけれないし、
しかも、電話番号も分からないんですよ~」
と私が言うと、

いきなり、銀行のカウンターの中から、

「うちの電話使っていいよ~」
という声が聞こえてきた。

若くて愛想のいいカウンターのお兄ちゃん。
私がおばちゃんに話しているのを、聞いていたらしい。

「RACQの番号も、今調べてあげるから、
うちの電話使って、かけなよ!」
と言ってくれた。

もう、嬉しくて、涙が出そうになった。。。

そして、
電話帳をパラパラめくりだした、お兄ちゃん。

「あ、そうだ!
このショッピングセンター内にRACQの事務所があるよ!
電話するより、直接行った方がいいかもよ!」

と言って、
RACQの事務所の場所を教えてくれた。

もう、涙を流さんばかりに、
何十回もお礼をいって、その銀行を後にした。

人と話しをしてみるもんだよなぁ~・・・

おばちゃんと世間話をしなければ、
ここまで辿り着けなかった。。。

ショッピングセンターの外側にその事務所はあった。

さっそく中に入り、
受付のおばちゃんに
「カクカクシカジカ」と説明する。

「オ~ノ~」と言いながら、
すばやく手続きに入る。

そして、受付のおばちゃんが繋げてくれた、ロードサービスの人と
直接電話で話し、
私がどこで待っているかを説明する。

「じゃ、45分以内にそこに行きます」
と言われ、電話を切る。

受付のおばちゃんに
「45分って言われたんですけど・・・」
と言うと、おばちゃん
「45分て言っても、実際10分で来ることもあるから、
そこの椅子にでも座って、ゆっくり待っていたら?」
と言い、
リサに動物のシールまでくれた。

「そうだ、旦那と連絡取りたいんですけど、
電話貸してもらえます?」
と言うと、快く電話を使わせてくれた。

電話をかける。

どうせ、また留守電だろうなぁ~
と思っていたら、

「もしもし」

と出た!

「今、ちょうどメッセージ聞いたところだよ」

「そう、カクカクシカジカだけど、結局RACQが来てくれることになったよ。
でも、45分もかかるかもしれないんだって。でも10分で来ることもあるらしいけど。」

「じゃあ、今からスペアキー持って行くから、
僕のほうが早かったら、RACQをキャンセルすれば?」
と提案してくれた。

電話を切った後、
受付のおばちゃんに、説明する。
キャンセルするのは、全然構わないらしい。

「一刻も早く、車を開けたいので、、、」と言い訳すると
「そりゃ、そうよ!」
と、理解を示してくれた。

そのまま、RACQの事務所で待つこと、20分。

ガラス張りの窓から、じっと外を見る。
RACQが来るか、旦那が来るか、、、

あ!

サングラスかけた坊主頭が見えた。
旦那だっ!!

必死に手を振る。

向こうは笑顔で私に手を振り返して
そして、
去ってしまった。

人違いだったようだ。。。

ちっ!と思いながら、
さらに待つ。

そして、
もういちど、坊主頭が見えた。

今度こそ、旦那だ!

旦那は、車からおりて、
RACQの事務所に入ってくる。

手には、私の車のスペアキーを持って。。。

このときばかりは、
旦那が天使に見えた。

わ、私、、、家に帰れるのね!!!
帰ってもいいのね!!!!

結局頼んでおいたRACQのロードサービスはキャンセルしてもらい、
めでたく、
スペアキーで車のドアを開け、
運転して帰ってくることが出来た。

買い物時間1時間。
そして、
トラブル発生から2時間。
ちいさなショッピングセンターで、
合計3時間も費やした。

ケータイを貸してくれた、怖いおじちゃん。
そして、韓国人のおねいちゃん。
銀行にいた、おばちゃん。
そして、
なんといっても、
銀行の窓口の若いおにいちゃん。
そして、
RACQのおばちゃん。
最終的には、旦那。

たくさんの人に助けられ、
ようやく家路につくことが出来たが、

今回、一番私を助けてくれたのは、
あれほどの愚図りやのリサが、この3時間一切愚図らなかったこと。
おやつも水もない状況だったが、
楽しそうにニコニコしていてくれたのが、
何よりも嬉しかった。

ありがとう!助けてくれた皆!
ありがとう!リサ!!

ところで、
リモコンでトランクが開けられる便利さも
考えものだなぁ。。。


自分のドジさ加減をさておいて、
文明の利器に疑問を感じた一日だった。

長いのに
最後まで読んでくださってありがとうございます!!!


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2010.04.16 Fri l 日常 l コメント (30) トラックバック (0) l top