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最近ブログに時々登場する
Tおじいちゃん。

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おじいちゃんの写真、これしかないなぁ~。。。

以前から、分かっていたことで、
ずーとその日が来るのがイヤだなぁと
思っていたが、
とうとう
今日、
その日になってしまった。

Tおじいちゃんと、Jおばあちゃんの引越し。

ここ2,3日は引越しの準備で忙しく
あまり話すことはなかった。
今朝も
最終的なパッキング作業のため
ガムテープをうちに借りに来たが、
あわただしく帰っていった。

いつも、のんびりとうちにやってきて、
旦那や私といつまでも話し込んでいくTおじいちゃんが
せわしなく去る準備をしているのを見るのは、
とても寂しい。

私は、Tおじいちゃんと話をするのが大好きだった。

話といっても、
ほとんどTおじいちゃんが一人で話をすることの方が多かったが、
それをフンフンと聞いているだけで、
私には十分楽しい時間だった。

Tおじいちゃんは、
億万長者ではないが、
それなりに仕事も成功させ、株式投資や不動産投資などもやっていて
経済的に十分成功している。
20年程前には船で奥さんと世界一周旅行をしているので、
異文化にもすごく興味を持っている。
子供好きで、
近所の子供達はみんなTおじいちゃんに懐いていた。
あのリサでさえ、Tおじいちゃんに抱っこされると
泣くのを止めるくらい懐いていた。
そして、
ご存知のように、
家のリフォームにも詳しく、
下手な建築屋よりよっぽど知識があり、
手先も器用で
何でも作り上げてしまう。

そんな、
スーパーマンのようなおじいちゃん、
でも、
決して、自分の成功に酔いしれることなく、
人を見下すことなく、
この年代のおじさんにありがちな、
若者を見ると目の色変えて説教を始める
ということも、決してない。

人を助ける時も
自分が何を助けたいかよりも、
人が何を求めているかを
敏感に感じ取り
押しすぎることもなく、引きすぎることもなく、
そっと、手を貸してくれる。

そういう人だから、
話をしているときも、
絶対に自分の知識をひけらかすことはない。
繰り返し昔話をしていても、
おれはこんなにがんばったんだぞ!とか
おれはこんなにすごい経験をしているんだぞ!とか
そういった意図はなく、
淡々とドラマチックな出来事を語ってくれるので、
何度聞いても、
嫌な感じがまったくせず、
むしろ、
その話を聞くのが楽しみになっていく。

そんな魅力的なおじいちゃん。
3年も近所に住んでおきながら、
こんなに親密になれたのは、
ほんのここ数ヶ月。

でも、
ほんの数ヶ月でも、
ただ挨拶するだけの隣人に終わることなく
こうしてTおじいちゃんの人としての魅力を知ることができたのは、
私にとっての最高の宝物だ。

とくに、
私にはもう父親がいないので、
父が生きていたら1歳しか年が違わないTおじいちゃんに
なおさら親近感を持っていたのかもしれない。

Tおじいちゃんが、
うちのドアをドンドンとノックして
「やあ!」
とやってくる瞬間、
自分の親が訪ねてきてくれたような
安心感を持ったものだった。

でも、

それも
今日でおしまい。

朝には大きなトラックがやってきて、
全ての荷物を運び
空っぽになった家を後にして
Tおじいちゃんは行ってしまった。

最後の挨拶では
私は泣いてしまい、
まともな挨拶もできなかったが、
「これが、永遠の別れじゃないんだよ。
ありがとう、Lovely Lady!」
と言って、
私の手を握り締めてくれた。

溢れる涙を必死に拭って
Tおじいちゃんの後姿を見送った。

引越しと言っても
ゴールドコースト内なので、
会おうと思えばいつでも会える距離ではあるものの、
毎日慣れ親しんだ姿が、そこにいないことに慣れるのは
まだまだ
時間がかかりそうだ。

Tおじいちゃん、Jおばあちゃんが
いつまでも、いつまでも
元気で長生きしてくれますように。。。


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余談だが、、、

Tおじいちゃんの本名はテッドという。
テッドおじいちゃんが大好きなリサは
「テッド」と発音できず
「テンドン」と呼んでいる。
おじいちゃん本人はこの事に気付いていない。
っていうか、
「天丼」なんて知らないだろうし。。。




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2010.08.18 Wed l 日常 l コメント (18) トラックバック (0) l top