今日は何も手に付かず
読書にふけった一日だった。
500ページ以上ある文庫本を一日で読んでしまった。
何もほかのことが出来ないわけだ・・・
読んだのはこの本
時代小説。
以前は時代小説ってあまり興味がなかったけど
しばらく日本に帰っていない寂しさで、
時代小説から感じ取れる古きよき日本が、私の心をぎゅっと掴む。
で、この小説は五代将軍綱吉の時代のお話。
私の場合、どの小説でも、出だしが長々とした風景の描写だとさっそく嫌気がさしてくる。
ましてそれが時代小説の~でござる調と漢字だらけの文体で書かれた日には
速攻でやる気をなくすんだけど、
これは読み始めた瞬間から引き込まれてしまった。
というのも、まず出だし
「眼裏で白光がはじけ、染子は夜具の端をにぎりしめた。
固く合わせた歯の隙間から押し殺したあえぎがもれる。
刹那、染子は忘我の境地にいた。」
え~~~!?
ちょっと、なになに???
って感じでしょ!
しかも、染子ちゃんのお相手は将軍綱吉だって。
しかも、しかも、ことが終わった後は隣室に控えてる綱吉の家来を呼んで
綱吉の体を拭かせるんだけど、
この家来って言うのは柳沢保明で染子ちゃんは実はこの人の側室。
ま~、将軍様ってのは恥じらいもへったくれもないのかね?
なんでもありだよね。
で、物語は過去にさかのぼって、この3人がどのようにしてこういう複雑な関係になったか
を語ってくれる。
この染子ちゃんはもともと落ちぶれた公家の出身。
それが、京の都から侍女として江戸の大奥に入り、将軍様に見初められてしまう。
将軍の寵愛を受けても、大奥に縛り付けられることを拒んだ染子ちゃんは
柳沢保明の側室になることになってしまった。
でも、側室になっても将軍の寵愛を受けている染子ちゃんには旦那様といえど手はだせない。
それどころか、情事の間、隣室で控えさせられるかわいそうな保明くん。
そんな狂った三角関係のなかで、恋情に身を焦がす染子ちゃん。
行く末はいかに!?
オンナが自分の意思で好き勝手に動けない、それこそ子を産む道具のように扱われる時代。
政治的陰謀、暗殺、嫉妬、呪怨、
そんな狂気めいた世界で、自分の信念だけは曲げなかった染子ちゃん。
えらいっ!!
長い歴史の中で女性の人権がどうのと叫ばれ始めたのは最近の話。
今でこそ、「オンナって子供が産めるのよ!すごいでしょー」
なんて大威張りできるが、(私だけ?)
好きな人とも結婚できず、人身売買まがいのことをされ、子供が産めないと役立たずのように言われ
もちろん、そんなことばかりとも限らないが、
そういう風潮の中で生きていくには
そうとうの、信念と強さが必要だと思う。
そんなわけで、私は昔の女性ってすごく憧れる。
祖母だって私の憧れだった。
歴史上に出てくる女性にしろ、祖母にしろ、
うまく言い表せないが、
これ!という信念、自分を信じる強さを持っていると思う。
もちろんそれを持っている女性は現代にもいるが
女性に今ほどの自由がなかった時代とはわけが違う。
「私って何?」みたいなアイデンティティーの追求に勤しんでいる自分としては
私ってこういう人間です。
私の考えはこれです。
それってまちがってます。
それって正しいです。
シンプルだけど、こういうことがはっきり言える女性は素敵だと思う。
そして、シンプルなので難しい。
Aさんと話して「うんうん、そうだよねー」
Bさんが違うことを言っても「うんうん、それもそうだよねー」
なんて言ってる私には
まだまだ遠い道のりだー。
↓完全なる私の独り言だけど、押してくれるとうれしいなぁ~
読書にふけった一日だった。
500ページ以上ある文庫本を一日で読んでしまった。
何もほかのことが出来ないわけだ・・・
読んだのはこの本
時代小説。
以前は時代小説ってあまり興味がなかったけど
しばらく日本に帰っていない寂しさで、
時代小説から感じ取れる古きよき日本が、私の心をぎゅっと掴む。
で、この小説は五代将軍綱吉の時代のお話。
私の場合、どの小説でも、出だしが長々とした風景の描写だとさっそく嫌気がさしてくる。
ましてそれが時代小説の~でござる調と漢字だらけの文体で書かれた日には
速攻でやる気をなくすんだけど、
これは読み始めた瞬間から引き込まれてしまった。
というのも、まず出だし
「眼裏で白光がはじけ、染子は夜具の端をにぎりしめた。
固く合わせた歯の隙間から押し殺したあえぎがもれる。
刹那、染子は忘我の境地にいた。」
え~~~!?
ちょっと、なになに???
って感じでしょ!
しかも、染子ちゃんのお相手は将軍綱吉だって。
しかも、しかも、ことが終わった後は隣室に控えてる綱吉の家来を呼んで
綱吉の体を拭かせるんだけど、
この家来って言うのは柳沢保明で染子ちゃんは実はこの人の側室。
ま~、将軍様ってのは恥じらいもへったくれもないのかね?
なんでもありだよね。
で、物語は過去にさかのぼって、この3人がどのようにしてこういう複雑な関係になったか
を語ってくれる。
この染子ちゃんはもともと落ちぶれた公家の出身。
それが、京の都から侍女として江戸の大奥に入り、将軍様に見初められてしまう。
将軍の寵愛を受けても、大奥に縛り付けられることを拒んだ染子ちゃんは
柳沢保明の側室になることになってしまった。
でも、側室になっても将軍の寵愛を受けている染子ちゃんには旦那様といえど手はだせない。
それどころか、情事の間、隣室で控えさせられるかわいそうな保明くん。
そんな狂った三角関係のなかで、恋情に身を焦がす染子ちゃん。
行く末はいかに!?
オンナが自分の意思で好き勝手に動けない、それこそ子を産む道具のように扱われる時代。
政治的陰謀、暗殺、嫉妬、呪怨、
そんな狂気めいた世界で、自分の信念だけは曲げなかった染子ちゃん。
えらいっ!!
長い歴史の中で女性の人権がどうのと叫ばれ始めたのは最近の話。
今でこそ、「オンナって子供が産めるのよ!すごいでしょー」
なんて大威張りできるが、(私だけ?)
好きな人とも結婚できず、人身売買まがいのことをされ、子供が産めないと役立たずのように言われ
もちろん、そんなことばかりとも限らないが、
そういう風潮の中で生きていくには
そうとうの、信念と強さが必要だと思う。
そんなわけで、私は昔の女性ってすごく憧れる。
祖母だって私の憧れだった。
歴史上に出てくる女性にしろ、祖母にしろ、
うまく言い表せないが、
これ!という信念、自分を信じる強さを持っていると思う。
もちろんそれを持っている女性は現代にもいるが
女性に今ほどの自由がなかった時代とはわけが違う。
「私って何?」みたいなアイデンティティーの追求に勤しんでいる自分としては
私ってこういう人間です。
私の考えはこれです。
それってまちがってます。
それって正しいです。
シンプルだけど、こういうことがはっきり言える女性は素敵だと思う。
そして、シンプルなので難しい。
Aさんと話して「うんうん、そうだよねー」
Bさんが違うことを言っても「うんうん、それもそうだよねー」
なんて言ってる私には
まだまだ遠い道のりだー。
↓完全なる私の独り言だけど、押してくれるとうれしいなぁ~
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なのに、歴史についてはちっとも詳しくなりません
読みっぱなしの私です
この本、読んでみたくなりました~
私は、うんうんそうだよね~と思いながら、人の話を聞ける人、好きだよ
もし、自分の考えとは違うな
私はそんな風には考えないな
と感じたことでも、一度は、
う~ん そっかぁ そうゆう考え方もあるのかぁと思いながら、
しっかり人の話を聞ける人でありたいと思うよ
その上で、私はこうだと言える人になりたいなぁ
書いてるうちに、なんのこっちゃワカランようになってきた
今日は。。。ポッチリして。。。
静かに帰ろうかな。。。。(笑
これじゃ引き込まれますねぇ、ウシシ(エロエロ)
私も読んでみたいなぁ。
日本語の活字に飢える今日この頃、今度日本に帰った時の買い物リストに入れておきま~す♪
明治時代の国際結婚で、夫について海外に渡った日本人女性など、日本を捨てる覚悟を持って国を出たかと思うと、現代との違いに愕然とします。
時代小説って意外に歴史に詳しくなくても、その時代にトリップできちゃうのが魅力ですよね。
年号とかちっとも頭に入らないけど、歴史は大好きなんです。
私の場合、うんうんそうか~と言いながらすぐ洗脳されちゃうのが問題です・・・(汗)
人の話をしっかり聞きながらも、私はこうだと言える人
いいですね~、
私もそういう人になりたいです。
いその爺さんの失言をちょっぴり楽しみにしてたのに!!
でも、ポチありがとうございます(笑)
> 日本語の活字に飢える今日この頃
↑え?飢えてるのは本当に活字?それとも・・・???
でも、最後の人の話を聞ける人の方が好きというLilyさんの意見には一票入れます。 人の意見を良く聞いてくれるKovachanさんだから、そこに共感して沢山の人が集まっているんだと思うな。
充分、芯のある人だと思ってますよ。
て、私もなんのこっちゃ解らなくなってきました。 (Lilyさんのコメのぱくりです。)
過酷な状況でも自分を見失わない強さには、ホレボレします。
今は海外に渡っても、電話もあれば、パソコンでテレビ電話もあるし、
何か欲しければ送ってもらえばいいし、
とっても便利な反面、甘えが出てしまうんですよね。
ぬるま湯もずっと入っていると風邪引いちゃいますもんね。
すぬこさんが読んだ本、すごく興味あります。
時間があったら紹介してください!!!
おっと 帰しませんよー!(笑)
でも、そういう意見を言ってくださるLily姫さんってほんと素敵ですよね~。
そして、そういう女性の意見に素直に一票いれちゃうゴルッテリアさんも素敵です!
芯があるかないかって自分じゃ分かりにくいですよね。
でも、どんな環境にいても自分を見失わない強さだけはもてるように心がけたいです。
時代小説、最近よんでないですねー。
>出だしが長々とした風景の描写だとさっそく嫌気がさしてくる。
ましてそれが時代小説の~でござる調と漢字だらけの文体で書かれた日には
速攻でやる気をなくすんだけど、
↑
あは、これ、私もですね。
私もこちらの本読みたくなりました。
探してみますね!
人がせっかく読む気になってるのに、2ページくらいかけて
空が青いだ、海は広いだ言われるとイヤになっちゃうんですよ。
でも、この本は面白かったですよー。
ぜひ読んでみてくださいね。
しかし、日本のそんな世の中にも、
「嫁して三年 子無きは去れ」とか言われた時代が、つい30年前くらいまであったんですねぇー。
今の幸せをしみじみと感じます。
似たような話だったら、面白いんでしょうね!
あ、でも、もしかしてイギリス映画??
私こてこてブリティッシュ英語ってチンプンカンプンなんですよー
リンクありがとうございます。
私もさっそくリンクさせてもらいました。
自分の意思で自由に行動できるのは素晴らしいと同時に
それ相当に大きな勇気や責任感も必要ですね。
以前どっかのおえらいさんが、
オンナは子供を生む機械と発言して大問題になったけど
「嫁して三年 子無きは去れ」って未だに潜在的にまだくすぶっているのかも・・・
とちょっと思いました。
子供が出来ない=女が悪い。
今も、そういうのありますよね。
何人かの友達が、子供が出来なくて苦労してました。
いろいろ責められ、影で色々言われてました。
まだ、理解をしていない人たちが多すぎると思います。
応援ポチポチ
500ページ以上ある文庫本を一日で!!
かなり驚いた~~
どおりで、文章がお上手な訳ですね~
絶対、国語力ありますって!!
で、国語力のない私は、スル~っと記事を読ませて貰って、
ポチで完了~~笑
↑
中々、足元がしっかりした女性は少ないと思います、
特に乱世の世の中、何でもありの狂気に満ちた世の中では・・
どう進んでいいのやら、振り回されそうです(笑)
私も洗脳されやすいタイプ・・・・
しっかり足元を固めてふらつかないように(笑)
確固たる信念を持って自分を信じて行かないとね(笑)ポチッ☆★
新婚当初はまだ良かったものの、時とともに
「そろそろ孫の顔が見たいね~」
を連発されるようになったらしいです。
そういうプレッシャーがかかるのはいつも女性なんですよね。
男性の責任ってことだってあるのに・・・
それでも、
今の時代に生きていられるだけ幸せかもしれないですね。
これくらいの集中力が学生時代にあったら
今は全然違う世界にいたと思いますよー(笑)
昔の読書感想文もブログみたいに書けたら面白かったのに
ってちょっと思いました。
やっぱりかなさん、すごいなぁ~。
私も異国に来て、未知の生物(子供達)を持ち、
ブンブン振り回されていますよー。
信念を持つ。
言うは易し・・・ですね
ポチありがとうございます!!